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2025.06.20
みずほ証券株式会社(以下「みずほ証券」)、みずほリース株式会社の100%子会社であるエムエル・パワー株式会社(以下「エムエル・パワー」)、ブルースカイソーラー株式会社(以下「ブルースカイソーラー」)、ブルースカイアセットマネジメント株式会社(以下「ブルースカイアセットマネジメント」)は、オリックス銀行株式会社(以下「オリックス銀行」)および株式会社常陽銀行(以下「常陽銀行」)などの融資金融機関と協働し、ノンリコース型のプロジェクトファイナンスおよび出資により、営農型太陽光発電所を裏付け資産とする長期私募ファンドを組成(以下「本PJ」)しました。
本PJにて取得した発電所は、福島県南相馬市に所在する6ヵ所の稼働済み営農型太陽光発電所(以下「本発電所」)で、設備容量は約11メガワットを有しています。また本発電所のパネル下部のスペースでは、みょうがを栽培しています。
営農型太陽光発電は、農地の一時転用許可を受け、農地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備を設置し、営農を継続しながら発電を行う事業です。日本では、農業従事者の高齢化や新規就農者不足により農業の担い手が減少しており、全国で耕作放棄地が増加しています。営農型太陽光発電所は農地の上にソーラーパネルを設置することで、農作物を育てながら太陽光発電が可能です。耕作放棄地の計画的・効率的な利用による農業振興が期待されるとともに、再生可能エネルギーの普及や地域経済の活性化に貢献する観点からも注目を集めています。
本発電所で栽培するみょうがの収穫時には、多くの人手が必要となることから、地元での幅広い年齢層の雇用や農福連携※1の推進を通じた継続的な雇用創出・地域貢献をめざしています。
本PJにおいて、みずほ証券はストラクチャーの構築やファイナンスのアレンジ、エムエル・パワーはリスクマネーの供給、融資金融機関はノンリコース型プロジェクトファイナンスによる融資、ブルースカイソーラーは発電所の保守・管理(O&M)や営農補助業務、ブルースカイアセットマネジメントはアセットマネジメント業務を担っています。各社は本PJへの参画を通じて、発電所周辺エリアの雇用創出と日本の再生可能エネルギー拡大に貢献していきます。